ホステルを開くまでと、それから

2019年7月オープン予定 新富士駅前の宿 きの屋 KINOYA HOSTEL near the Sin-Fuji Station について

ホステルの暖簾制作 その1

今、ホステルのロゴ入り暖簾を作っているので、それについて書きます。まず経緯から。


ホステルの看板をどうしようかと考えてたとき、古民家カフェやホステルなんかをいろいろ調べると、玄関に設けた屋号入り暖簾が素敵だなと思っていました。例えば、台東区にあるirori hostelさんの暖簾とか。

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出典:FootPrints

他にも内照式照明もいいなと思っていました。例えば、大阪のhostel64さんなど、どこなく行灯のようで和の雰囲気もあります。

香川県にある檸檬ホテルさんの看板を拝見し、木の看板も面白いなと迷うのでした。一番リーズナブルだし。

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出典:コロカル


ただ、うちは外壁が木だから、木の壁に木の看板は不自然だろうということで没にしたのです…。ところがこれが私の早とちりでして、後に分かったのが玄関横の壁は漆喰にできるということでした。よって木の看板もアリになりました。
ちょうど古い木の座卓のようなもの(この建物を購入したときに付いてきたものです。座卓にしては足が短すぎて用途が不明でした。家主さん曰く要らないから好きにしていいということで…まあ不要な家財の処分代もこっち持ちでしたので)
が余っていたので、使えそうだなと。これにカッティングシートを貼ればいいかなと。
これです。

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看板に合わせてロゴもかなり前からデザインも思考錯誤しまして…。ロゴについてはまた別の記事で紹介しようと思いますが。
これです。

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暖簾にも長暖簾、日除け暖簾、水引き暖簾など、いろいろ種類があるんですけれども
当初、日除けのれんをやりたいと考えていたんですね。

というのも、普通暖簾って真ん中含め、いくつも切れ目が入りますよね。
で、きの屋のロゴが屋号の字数も多いことなどから結構複雑で(まあシンプルなのよりごちゃごちゃしたのが好きなので。ライブやフェスのフライヤーみたいなのを意識して作ったので。)
切れ目が入っていても家紋や絵柄だけとかだったら可読性が求められないからいいんですけれど。
それかシンプルなフォントや判読性の高いフォントを使っているなら割れても読めるしOKなんです。
あるいは枠の付いたロゴとかだったら、それこそ割り印のように上手くいくんですね。
例えば、日光珈琲さんの暖簾など。

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出典:PLAYLIFE


ただ、きの屋のロゴの場合は、スリットが入ると判読性や見た目が危ぶまれたんですよね。

 

上記の理由があったのと、あとは好みで日除けのれんの方が格好いいなと、そのときはそう思っていたので。


日除け暖簾で一番よく見かける大きさは幅90cm高さ2mくらいの大きさでしょうか。あくまで私の中でですが、パッと思い浮かんでたのがその大きさで。
大きさで当然お値段も変わってくるので、単純に倍の大きさあれば倍近くの値段になりそうでしたから、幅90cm高さ2mくらいのタイプの方なら1間分よりはお値段も手頃で良いかなと考えていたんですね。

ただきの屋のロゴデザインが正方形に寄せた形なので、縦長の暖簾に嵌めると上下の余白が矢鱈目立ってしまいます。

 

なので、ロゴの正方形に合わせた2m×2mくらいの大きさの暖簾にすることにしたんですね。イラレでレイアウトしてみると、これなら悪くない。
設計士さんと相談し玄関戸が一間(およそ180cm)あるので、それに合わせた大きさで幅2m高さ2m30cmくらいの大きさで行こうと決めました。かなりの大きさでインパクトあります。


それで3ヶ月くらい前に三島にある遠州屋染物店さんにこの件を持ち込んだのです。
そこで、いろいろとお話聞けて新たに分かったことがたくさんあったのです…。

 


続きはまた。

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