ホステルを開くまでと、それから

2019年7月オープン予定 新富士駅前の宿 きの屋 KINOYA HOSTEL near the Sin-Fuji Station について

ホステルの暖簾制作 その2

追記19.08.22 修正済み

 

3ヶ月くらい前ですが、玄関戸の大きさに合わせた幅2m高さ2m30cmの大きさで日除け暖簾を作ることに決め、その件を三島にある老舗染物屋、遠州屋染物店さんに持ち込んだのです。

 

かつて三島には紺屋、染物屋がいくつもあり、三島は染め物の街だったようです。
それが、いつしかこの遠州屋染物店さんだけに…。

19.08.22訂正とお詫び 三島市にはほかにも染物屋さんがあるそうです。大変失礼いたしました。

 

そんな、創業から150年の歴史がある老舗染物屋さんは訪れてみると
ナマコ壁の蔵のような母屋がまず目に入り、奥へ進むとそれ以上に古い立派な梁のある工房(築60年だそう)には、昔ながらの機械や器具が並び、古民家や古い物、レトロなものが好きな私にとって興味深い所でした。

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そこで、いろいろお話聞けて新たに分かった問題点などいくつかありました。


・まずこの大きさの日除け暖簾だと、風圧や重さに耐えられるそこそこ厚みのある生地にするべきだろうということ。
私としては、硝子張りの玄関戸から漏れる明かりが暖簾に透けてみえるような比較的薄い生地でやりたかったので…。 

・風圧負けて破ける可能性を抑えるため、風が通る抜け穴、スリットを入れるべきだということ。
ただ先の記事でも書きましたが、可読性や見た目を維持できる範囲でスリットを入れるのが中々難しいんですよね。

・どんな生地であれ元から2m幅のものはなく、最大でも1巾90cmの幅で、それを2巾繋げて180cm幅の生地にするしかないということ。
また、この中心にくる繋ぎ目が多少はずれることもあり、それも考慮すべきということ。

・これだけ大きい日除け暖簾だと出し入れが難しいし、基本出しっぱなしになるだろうということ。
雨天時や台風や強風のときは本来仕舞うべきで、出しっぱなしだと壊れやすいし、劣化しやすいということ。

 

こうした問題から、日除け暖簾を本当に作るのかどうか、すぐに答えは出せなくなったので取り敢えず保留にしていました。

 

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