ホステルを開くまでと、それから

2019年7月オープン予定 新富士駅前の宿 きの屋 KINOYA HOSTEL near the Sin-Fuji Station について

古い欄間を移植

トイレ前に目隠しのための暖簾を下げます。どんな暖簾なのかは、いまだに決まっていなのですが(試行錯誤したものの一旦保留しています。建物が仕上がってから考え、判断したいので…)、目隠しの用途のほかにトイレのサインとしての役割も果たしもらうつもりです。文字やピクトグラムによるサインで、そこにトイレが在るということと、男性用か女性用か、または男女共用なのかを示してやるために必要です。

高い天井(ウチは全体的に天井が高いです)から直接暖簾を下げるのは不自然で、欄間がある高さから下げるのが自然です。ただ、そこに欄間はもともと無いので古民家から持ってきた古い欄間を移植します。

目隠しとサインの役割と、あとはぶっちゃけ遊びです 笑。デザイン的な遊び心です。
欄間を置くことで、その奥にあるペンダントライトの明かりが透けて見えるのも面白いし、空間に奥行きが生まれます。


担当の設計士さんに付いて行って、倉庫で古い欄間や建具など廃材からウチで使えそうな物を探しにいきました。

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抽象絵画がぶら下がり、アーティストの工房のような雰囲気です。

 

トイレ前に欄間が要るのは2か所です。
1つはこんなガラスの欄間にしようかと。

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高さや幅のたりない分は建具屋さんに継ぎ足してもらいます。

 

もう1つはフリマアプリで見つけたものを廊下の幅に合わせて詰めてもらっています。
細かい格子状の欄間で「バラバラになってしまう。できないかもと、設計士さんに泣きの電話がいただきましたが、設計士さんの押しでなんとかやってもらうことに…笑。

建具屋を含め、業者の皆さんには苦労をかけています…。もちろん設計士さんにもです。

 

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古い床板も1つ持って帰ります。客室には小型冷蔵庫を置きますが、畳に直置きは畳が傷むしよろしくないので、そのための台として使います。
反りを抑えるための板が座卓の足みたいです。

 

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今日の収穫です。