ホステルを開くまでと、それから

2019年7月オープン予定 新富士駅前の宿 きの屋 KINOYA HOSTEL near the Sin-Fuji Station について

ホステルで朝食を出すために必要なこと(旧blog2019年01月10日の記事)

私たちは、当初旅館業許可のいらない民泊を始めるつもりでした。
しかし、以前に書いた通り、民泊新法や条例により静岡県では民泊が土日祝日のみの営業に限られてしまい、
結果的に旅館業許可を取って本格的に宿泊業を始めることになりました。
 
その民泊の構想段階でも見落としていたのが、朝食の問題です。
よく民泊を始める方でもぶつかる問題だと思います。
 
私たちは民泊(すなわちB&Bはベットと朝食の略ですし)一応簡単な朝食を出したいと考えました。
 
その時に分かったのが、
民泊や簡易宿所でも朝食を出す以上、食品営業許可が要るということです。
それはどんなに簡単な内容の朝食でもそうで、トーストとジュースを提供するだけでも要るのです。
そして、そのためにキッチンなどの設備は飲食店開業時と同様な条件を満たす必要があります。
 
…そうして、われわれは旅館業法の簡易宿所営業許可に加えて、食品営業許可も取り、本格的にホステルを開くことを決めました。
 
 
今回、きの屋で朝食を出すために必要になった工事と設備が
・台所(火気使用室)の内装を不燃材とすること
・平滑で清掃しやすい壁・天井
・消毒設備付き手洗の設置
・温度計付冷蔵庫
・食器収納戸棚
・2槽シンク
になります。
 
器材は、経費削減のため中古の業務用厨房器材を扱うショップに手配をお願いしているところです。
 
さらに設備以外でも食品衛生責任者の資格などが要ります。
 
 
キッチンは元々庭だった場所に増築しています。
 
キッチンの基礎を作る前の庭

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キッチンの工事の様子

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